朝、ミラノのDuomo大聖堂横にある王宮にCaravaggio展を見に行くと、三時間待ちと言われ、急きょ、KUNIYOSHI展に行きました。
大好評なのですが、こちらも行きはぐっていて、今月の28日までなんです。
visionarioとは、夢想家。
KUNIYOSHIとは、歌川国芳のことです。
彼って、ついつい北斎、写楽、広重、歌麿に押され、イタリアでは全くの無名。お恥ずかしながら、私も知らず、今回、稀をみる作品の多さに、日本でもここまでの数を見ることは出来ないだろうと言われています。
とにかく行って見ると、彼の描く女性図、風景画も素晴らしいのですが、彼の描き出す幻想の世界の素晴らしさに圧巻されました!
個人所有のものらしく写真は禁止、こちらは絵葉書の写真です。
この雪景色の白の使い方に、魅了されたり、
このクジラの表面を水玉化してしまった斬新さに感服!!
骸骨が画面の半分以上を占める。構図のモダンさにも驚かさせられました。
しかも細部にまで描写がされているんですね。
そして、生まれが1798年、亡くなったのが1861年。彼の作風には、海外からの影響もかなりあると言うう説明までされていました。なるほどこの時代になると、海外の絵が見れるようになっていたのですね。
風刺絵や、
猫好きで、猫を使った絵も数多く残され、いろいろと展示されていました。
久々に至福の時を過ごせて、幸せ!